旅館の常識 マナー

真心こもったもてなしで､
旅の疲れを癒してくれる旅館。

海外旅行へ旅立つときや日本へ帰ってきた 時に日本国内を移動する場合に利用する方も、 いらっしゃるかも知れません。
また、海外旅行に行ったときや、日本国内で 外人さんと
知り合う機会がある場合に、外人さんに 日本旅館（和風宿）での
宿泊する際の常識と､ スマートな気遺いの仕方を
教えてあげれば 喜ばれますよ♪

さて、
和室に大浴場､心休まる和の空間に足を踏み入れたなら､
ゲストとして品位ある振る舞いをしたいもの。

押さえておきたい旅館の常識と､
スマートな気遺いの仕方をここでチェック！

Ｑ　

心づけはどんな時に渡せばいいの？

Ａ　

旅館､ホテル問わず､日本の宿泊施設では、チップや心づけは不要です｡
料金の中にサービス料が含まれているのです。

それでも､部屋係の人へ滞在中お世話になり感謝の
気持ちを伝えたい時や、特別な用事を頼んで手間をかけてしまう
場合に､さっと渡せるとスマートです｡

金額に決まりはありませんが､宿泊料金の1割の 1000円～3000円程
目安にして、かわいいポチ袋などを用意して おくと便利です。

Ｑ　

大浴場に入る時のマナーって？

Ａ　

髪の毛が湯船に入らないように､髪の長い人は束ねて入浴を｡

タオルや手拭いを湯船に入れるのは絶対にダメです｡
石鹸分や雑菌が使用後のタオルについていたり､
新品のタオルも糊で加工されている場合があり､
お湯を汚す原因になります｡

体を拭かないで脱衣場を歩き回るのもマナー違反｡

使用後は湯桶をふせて水を切るなど､次に使う人への気遣いを忘れずに！
大浴場はみんなで使う場所なので・・・。

Ｑ　

渋滞にはまって到着が遅れそう！
宿への連絡は必要？

Ａ　

基本的に､宿へは夕食時までに着くのが常識です。

しかし、
やむを得ない事情で予定より到着が遅れそうなら､今どこにいて
どんな状況なのかを宿へ必ず連絡しましょう｡
宿泊予約は､事前に連絡した到着時間を２時間経過した場合､
キャンセルしたものとみなされることが多いようですので・・・｡

交通渋滞などで到着時間が予想できない時でも､現地の情報に詳しい
旅館の人へ相談すれば、渋滞避けられる裏道などを教えてもらえることも｡

Ｑ　

お酒やおつまみを持ち込むのはＮＧ？

Ａ　

旅館をはじめ宿泊施設では、食中毒など､保健衛生上の観点から
飲食物の持ち込みについては､禁止している宿がほとんどです。

しかし､宿によってはＯＫしてくれるところもあります｡
チェックイン前に確認して見ましょう。

その場合､持ち込み料がかかることがありますので
各宿の規定に従って料金を支払うことになります｡

無料で持ち込みができる宿でも、氷ばかりを何度も
宿の人に頼むなど常識のない行動は避けましょう。

Ｑ　

旅館のフロントは、２４時間営業？

Ａ　

ほとんどの旅館には営業時間があります｡
チェックイン時に前もって営業時間の確認をしておきましょう｡

チェックイン後に、用事を頼む場合は､できるだけ
２２時頃までにすませておくようにしたいものです｡

また１０時～１４時過ぎまでを休憩時間としている旅館が多＜､
従業員の人が少なくなるようです｡

用事がある時は探すより電話するのが有効です。

Ｑ　

部屋食の後片付けは必要？

Ａ　

係の人には片付けの段取りがあるので､
混乱を招かないようにそのままにしておくのがベスト｡

例えば、使い終わった食器はまとめておくとお行儀がよさそうですが､
漆塗りの和食器などは重ねると傷つく恐れもあります｡

部屋で食事をした後は､食べ散らかしを直す程度に片付けて､
部屋係の人を呼びましょう。

空き缶や空き瓶などをまとめてごみを片付ければ､
あとは宿にお任せして大丈夫です。