多額の現金を持ち歩く必要もなく、慣れない紙幣や硬貨に戸惑うこともなく クレジットカードの利便性をより強く認識するのが海外旅行でしょう。。
さて、最初にクレジットカードの決済の仕組みを押さえましょう。
VISA(ビザ)や MasterCard(マスターカード)、
JCB、AmericanExpress(アメリカン・エキスプレス)など海外で
使える国際ブランドのクレジットカードでは、現地で使ったおカネが、
円に換算されて引き落とされます。
VISA(ビザ)を例にその仕組みを考えていきましょう。
VISA(ビザ)では、為替レートは、
銀行間市場のようなレートをビザ社自身で1日1回決められています。
通貨の売りと買いの間に差はありますが、極めて小さいです。
現金の両替と比べると気にせずに済む水準でしょう。
ただし外貨利用の際は、三井住友VISAカードのようなカード発行会社が、
このレートに所定の外貨取扱手数料率を掛けて利用者に請求します。
もちろん、その一部がVISA(ビザ)へ流れます。
手数料率は、ほぼ横並びで1.63%が多いです。
つまりVISA(ビザ)の決めたレートが1ドル=100円の場合」、
100ドル使うと利用者は1万163円支払う必要があります。
この 「1.63%」は、通貨にかかわらず一定です。
ですから、現金の両替コストがかさむマイナーな通貨ほど、
クレジットカードを利用するお得度は高まるということになります。
例えば、国内の銀行で円をオーストラリアドルに換えますと
1豪ドルにつき10円ほどの手数料が、かかります。
中値が1豪ドル=75円ならその比率は13%となり、手数料率
「1.63%」のクレジットカード決済の有利さが際立ちます。
なおアメックスは手数料が2%かかります。
次のポイントは、いつの為替レートが適用されるかどうかです。
買い物をした日ではなく、
売り上げがビザ側に伝わった時点のレートとなります。
早ければ買い物から2~3日後、遅いと1週間ほど後になるといいます。
この間に急激に円安が進むと、
当初の想定より日本円での請求額が膨らみかねません。
こうした
為替変動の心配を避けるため、ドルの買い物をドルで決済できるのが、
ソニー銀行の
「2通貨決済機能付クレジットカード」です。
「2通貨決済機能付クレジットカード」は、ドルの利用額をソニー銀行の
米ドル建て普通預金口座からそのまま引き落とせるカードです。
例えば、ソニー銀行でドル預金をすると、為替手数料は1ドルあたり
10~20銭。
1ドル=100円なら率にして最大でも0.2%。
ドルロ座からドルを引き落とす際には「1.63%」に
相当する手数料がかからないので、通常のカードより割安になります。
★ソニー銀行の2通貨決済機能付クレジットカードの仕組み
ドル安でドル預金に為替差損が生じたなら、
そのままドルでの買い物に使えば、円に戻す為替手数料を節約できます。
ソニーカードの5,250円の
年会費を吸収できるほど外貨を使う人には、お得なカードでしょう!!
ユーロなど米ドル以外の外貨で利用したときもドルロ座で決済します。
VISA(ビザ)のレートで(ソニーカード=VISA(ビザ)カード)
ユーロをドルに替え、その上で前述のカード会社の手数料の1.63%
が、かかるのは同じ仕組みです。
SBIグループのSBIカードもドル決済ができます。
一手間かかりますが、
住信SBIネット銀行などの外貨預金口座を
引き落とし口座に指定すれば良いです。
さらに、詳しい内容につきましては、